「火星の男と女」に続く第五弾
部屋の中にどんどんたまっていく箱。その中を覗きたくてしょうがない男と「開けては駄目」と頑なに言う女。運転免許も持たずに、いきなりドライブに行くという女と仕方なく助手席に乗り込む男。男が女に近づこうとすればするほど女は遠のき、謎は深まる。不思議で面白い女に振り回される男のため息が聞こえてくる。
書籍名 | 男と女の不完全マニュアル「木星の男と女」 |
カテゴリ | 文学 |
立ち読み | →中身をちょっと見る |
価格 | 366円(税込) |
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編集者からのコメント
1話は、原稿用紙7~8枚くらいなので、通勤電車のなかで、気軽に読み切れる長さです。男と女の、妙なバランスを描いた短篇集をお楽しみください。
目次
・目次
・禁断
・散歩
・新聞
・運転
・図書
・双子
・花壇
・洗濯
・雨傘
・駐車
・奥付
著者紹介
薄井ゆうじ(うすいゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン会社経営を経て、『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。『樹の上の草魚』で第15回吉川英治文学新人賞を受賞。主な著書は、『天使猫のいる部屋』『くじらの降る森』『12の星の物語』など。
著者リンク:~薄井ゆうじの森~ くじらの森~薄井ゆうじのBLOG