「土星の男と女」に続く第7弾
女に導かれて鯨の腹の中で暮らすことになった男、魚釣りをしていたら人魚に議論をふっかけられた男…。女の理不尽な発言と不可思議な能力を前にたじろぐ男たち。
どこまでも噛み合わない男と女。そこは居心地がいいのか悪いのか、分かるようで分からないまま引き込まれていく。これぞ薄井ワールド、いつしか読者は、小説の中の男と女を俯瞰で眺めて楽しんでいる。
書籍名 | 男と女の不完全マニュアル「天王星の男と女」 |
カテゴリ | 文学 |
立ち読み | →中身をちょっと見る |
価格 | 366円(税込) |
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編集者からのコメント
1話は、原稿用紙7~8枚くらいなので、通勤電車のなかで、気軽に読み切れる長さです。男と女の、妙なバランスを描いた短篇集をお楽しみください。
目次
・目次
・海峡
・白鷺
・踏切
・操縦
・人魚
・陽炎
・切符
・光速
・薔薇
・帰郷
・奥付
著者紹介
薄井ゆうじ(うすいゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン会社経営を経て、『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。『樹の上の草魚』で第15回吉川英治文学新人賞を受賞。主な著書は、『天使猫のいる部屋』『くじらの降る森』『12の星の物語』など。
著者リンク:~薄井ゆうじの森~ くじらの森~薄井ゆうじのBLOG