「天王星の男と女」に続く第8弾
妻が衝動買いした鸚鵡とかわす(?)会話に楽しみを見つけ、妻との間に会話が成り立たなくなっていく男は果たして幸せか否か…、「私は惑星」と言い張る女、魚を釣りながら果てるともない不毛な会話を続ける男と女、増殖をくり返す女…、薄井ワールドに登場する不思議な女たちに寄り添うこれまた不思議な男たち。
その噛み合わない世界にいらつきながらも、目が離せないのはなぜなのか? 答えが出ないまま夢の中に漂うのも楽しい。
書籍名 | 男と女の不完全マニュアル「天王星の男と女」 |
カテゴリ | 文学 |
立ち読み | →中身をちょっと見る |
価格 | 366円(税込) |
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編集者からのコメント
1話は、原稿用紙7~8枚くらいなので、通勤電車のなかで、気軽に読み切れる長さです。男と女の、妙なバランスを描いた短篇集をお楽しみください。
目次
・目次
・潮騒
・鸚鵡
・惑星
・釣魚
・増殖
・花粉
・奇跡
・走者
・宝箱
・神殿
・奥付
著者紹介
薄井ゆうじ(うすいゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン会社経営を経て、『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。『樹の上の草魚』で第15回吉川英治文学新人賞を受賞。主な著書は、『天使猫のいる部屋』『くじらの降る森』『12の星の物語』など。
著者リンク:~薄井ゆうじの森~ くじらの森~薄井ゆうじのBLOG