「海王星の男と女」に続く第9弾。
男と女の間には大河が流れているらしい。本当かどうか見に行った男は…。「私は、あなたの傘なのよ」なんていう女と出会ったら?? 決して手元にやってこないボールをキャッチしようと走り続ける男、イワナ姿の女(?)と会話する男、線路を女と歩く男、雪女との恋を楽しむ男、逃げても逃げても…。薄井ワールドに登場する男たちは不思議な女が大好きだ。というより、なぜか不思議な女を求めてしまうのだ。
不幸なのか幸せなのか分からない女と男の出会いはいつも突然やってくる。
書籍名 | 男と女の不完全マニュアル「冥王星の男と女」 |
カテゴリ | 文学 |
立ち読み | →中身をちょっと見る |
価格 | 366円(税込) |
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編集者からのコメント
1話は、原稿用紙7~8枚くらいなので、通勤電車のなかで、気軽に読み切れる長さです。男と女の、妙なバランスを描いた短篇集をお楽しみください。
目次
・目次
・岸辺
・夕立
・坂道
・放流
・線路
・雪女
・道具
・異星
・解凍
・紅茶
・奥付
著者紹介
薄井ゆうじ(うすいゆうじ)
1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン会社経営を経て、『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。『樹の上の草魚』で第15回吉川英治文学新人賞を受賞。主な著書は、『天使猫のいる部屋』『くじらの降る森』『12の星の物語』など。
著者リンク:~薄井ゆうじの森~ くじらの森~薄井ゆうじのBLOG